
冬の香りとは?冬らしい匂いの例と、季節に合う香りの選び方

この記事の結論
森の中を歩くと、なんとも言えない清々しい香りに包まれ、自然と心が落ち着いた経験はありませんか。
結論から言うと、森林浴で感じるリラックス効果には、木々が発する香り成分が関係しているとされています。森の香りの正体と、期待される効果、自宅でも楽しめる取り入れ方を解説します。
森の中で感じるあの独特な香りは、樹木が発散する「フィトンチッド」と呼ばれる揮発性の成分によるものとされています。フィトンチッドは、樹木が虫や菌から自らを守るために発する成分で、ヒノキやスギ、マツなどの針葉樹に多く含まれているといわれています。森林浴の生理的リラックス効果については、林野庁「保健・レクリエーション機能」でも研究例が紹介されています。
森林浴で得られる清々しさや落ち着きは、視覚や聴覚だけでなく、こうした香り成分を嗅覚から取り込むことも一因とされています。
筆者のTips
以前、休日に近くの神社の裏にある小さな森を散歩したとき、ヒノキの香りに包まれて自然と深呼吸をしていたことに気づきました。それ以来、忙しいときほど意識的にウッディ系の香りを取り入れるようにしています。
森の香りには、緊張状態をつかさどる交感神経の働きを落ち着かせ、リラックス状態をつかさどる副交感神経を優位にする働きが期待できるとされています。
木々の香りを嗅ぐことで、ストレスホルモンの分泌が落ち着く方向に働くとする報告もあり、日々のストレスケアの一つとして森林浴が注目されています。
森林浴に関する研究では、体内で異常な細胞を見つけて攻撃する役割を持つ「NK(ナチュラルキラー)細胞」の働きが、森林浴によって1日で27%、2日で53%高まったという報告もあります(日本医科大学・李卿医師らの研究より)。フィトンチッドを吸入することが、この免疫細胞の働きに関係していると考えられています。ただし、この研究は実際に森へ数日間滞在した際の結果であり、視覚や歩行など香り以外の要因も影響していると考えられるため、香りの製品だけで同等の効果が得られるわけではありません。
すっきりとした香りは、頭の中を整理し、気持ちを落ち着けるきっかけにもなるとされています。作業や勉強の合間のリフレッシュとの相性も良いといわれています。
フィトンチッドの中でも、スギやヒノキといった針葉樹に多く含まれるのが「α-ピネン」という成分です。α-ピネンを吸入すると心拍数が落ち着き、副交感神経の働きが高まるとする報告があり、森林浴で感じる清々しさや呼吸の深まりに関係していると考えられています。
実際に森へ行かなくても、香りの系統を選ぶことで、森林浴に近い落ち着きを日常に取り入れることができます。ヒノキやサンダルウッドなどのウッディ系は、森の香りに近い印象を持つ系統として知られています。
サンダルウッドの香りの特徴については、下記の記事をご参照ください。
アロマディフューザーやハンドソープなど、日常的に使うアイテムでウッディ系の香りを取り入れると、無理なく森林浴のような落ち着きを感じやすくなります。
香りを感じるときに意識的にゆっくり深呼吸をすると、よりリラックス効果を感じやすくなるといわれています。
ウッディ系の香りは、就寝前や仕事の合間の休憩時間など、気持ちを落ち着けたいタイミングとの相性が良い香りです。リラックスや睡眠への効果については、下記の記事でも詳しく解説しています。
筆者のTips
自宅でディフューザーを使うのが面倒に感じてしまうタイプなので、私はもっぱらハンドソープの香りで代用しています。手を洗うたびにふっと森の記憶がよみがえる感覚があり、意外と侮れない方法だと感じています。
精油を肌に直接使用する場合は、必ずキャリアオイルなどで希釈してください。また、猫や小型犬などペットがいるご家庭では、精油の成分によって中毒症状を起こす可能性があるとされているため、ディフューザーなどで拡散する際は換気をしながら少量から試し、心配な場合はかかりつけの獣医に確認しておくと安心です。ヒノキやスギの花粉にアレルギーがある方でも、精油そのものに花粉は含まれないため基本的には問題ないとされていますが、香りに敏感な方は使用量を控えめにするとよいでしょう。
A. 森の香りの正体は、樹木が発する「フィトンチッド」という揮発性の成分によるもので、ヒノキなどの香りがその代表例として挙げられます。森林浴で感じる清々しさは、この成分の働きによるものと考えられています。
A. ヒノキやスギなどのウッディ系の香りがついたアロマオイルやハンドソープを取り入れると、自宅にいながら森林浴に近い香りの心地よさを楽しみやすくなります。まずは香りの主張が控えめなものから試すのがおすすめです。
A. 実際の森林浴と全く同じ効果とは言い切れませんが、ウッディ系の香りを取り入れることで、似たような落ち着きやリラックス感を日常の中で感じやすくなるとされています。
A. ウッディ系の中でも香りの強さはアイテムによって異なります。まずは香りの主張が控えめなものから試してみるのがおすすめです。
A. 仕事の合間の休憩時間や、就寝前など、気持ちを落ち着けたいタイミングとの相性が良い香りです。毎日の習慣に組み込むと続けやすくなります。
A. 研究では、森林浴によって免疫細胞の一種であるNK細胞の働きが1日で27%、2日で53%高まったという報告があります。フィトンチッドを吸入することが関係していると考えられています。
Maison Yukiの泡ハンドソープは、ウッド系をはじめとした、森林浴を思わせる落ち着きのある香りをラインナップしています。特別な場所へ出かけなくても、毎日の手洗いの時間が、小さな深呼吸のきっかけになるように。
「挑戦し続ける人にこそ、リセットの時間を」というコンセプトのもと、忙しい毎日の中に、森のような静けさをそっと取り入れてみてはいかがでしょうか。