年末年始を一人で過ごすには?心と体を休める過ごし方

2026.10.24
年末年始 過ごし方 一人
執筆:Maison Yuki代表

この記事の結論

  • 一人の年末年始は、予定を詰め込むより「仕事から心を離す」「自分で選ぶ」ことを意識すると、休んだ実感が残りやすい
  • 起きる時刻だけは普段から大きくずらさない。休み明けの不調を防ぐいちばん簡単な方法
  • 寂しさやつらさが強いときは、無理に楽しもうとしなくていい。眠れない・食べられない状態が続くなら、相談窓口や医療機関を頼る

年末年始を一人で過ごすことになり、「何をしよう」「寂しくならないかな」と考えている方もいるかもしれません。結論から言うと、一人の年末年始は、予定で埋めるより「仕事から心を離し、自分で選んだことをする」時間にすると、休んだ実感が残りやすくなります。起きる時刻だけは、普段から大きくずらさないようにしましょう。

この記事では、休養に関する研究と睡眠ガイドをもとに、一人の年末年始を心と体を休める時間にするための過ごし方と、生活リズムを崩さないコツ、寂しさがつらいときの考え方を紹介します。

一人の年末年始は「休むための時間」にしていい

年末年始の過ごし方として最も多いのは、実は「自宅でゆっくり過ごす」ことです。クロス・マーケティングが2024年に行った年末年始に関する調査では、年末年始の過ごし方として「自宅でゆっくり過ごす」と答えた人が64.3%で最も多く、初詣や大掃除、帰省を大きく上回りました。

一人で過ごすことを「予定がない」と考えると、寂しさや焦りが生まれやすくなります。けれど、誰にも合わせる必要のないまとまった休みは、一年のうちでも貴重な時間です。まずは「休むために一人でいる」と考えてみてください。

休んだ実感が残る過ごし方の4つの視点

仕事のストレスからの回復を研究したゾネンタークとフリッツは、回復につながる経験として、次の4つを挙げています。一人の年末年始の過ごし方を考えるときの、良い手がかりになります。

回復につながる経験内容年末年始の過ごし方の例
心理的な距離仕事のことを考えない時間をつくる仕事用のアプリの通知を切る、仕事のメールを見ない日を決める
リラックス心と体の緊張をゆるめるゆっくり湯船につかる、散歩をする、好きな音楽を聴く
熟達仕事以外のことで、少し挑戦して夢中になる新しい料理をつくる、長い小説を読み切る、パズルや楽器に取り組む
コントロール何をするかを自分で決めるその日の予定を朝の気分で決める、誰にも合わせず好きな順番で過ごす

大切なのは、「何もしない」ことだけが休みではない、という点です。だらだらと動画を見続けて、かえって疲れた感覚が残ったことがある方もいるでしょう。仕事から心を離すこと、自分で選ぶことを意識すると、同じ一日でも休んだ実感が変わってきます。

仕事納めの日に「区切り」をつくる

心理的に仕事から離れるには、休みの始まりにはっきりとした区切りをつけるのが効果的です。仕事納めの日に、デスクを片付ける、仕事用のパソコンを鞄にしまう、帰宅したら着替えて手を洗う、といった小さな行動を「ここから休み」の合図にしてみてください。

筆者のTips

私がMaison Yukiのハンドウォッシュの香りを設計するときに考えていたのは、手を洗うほんの数十秒を、仕事のモードから自分に戻る「切り替えのスイッチ」にすることでした。長い休みの始まりこそ、このスイッチを意識して入れてほしいと思っています。仕事納めの日に帰宅したら、まずゆっくり手を洗う。香りが立ちのぼる数十秒の間に、「今年もよくやった」と自分に言ってあげる。そんな小さな儀式が、一人の休みを「自分のための時間」に変えてくれます。

一人の年末年始におすすめの過ごし方

家で過ごす

  • 年末に一年分の写真を見返し、気に入ったものを数枚選ぶ
  • 普段は手間がかかってつくらない料理や、少し良い食材での一人鍋に挑戦する
  • 読みたかった本や、シリーズものの映画・ドラマを一気に楽しむ
  • シーツやカーテンなど、大物を洗濯して部屋を整える
  • 新しいパジャマやタオルをおろして、新年を迎える準備をする
  • 湯船にゆっくりつかり、早めに布団に入る

外に出る

  • 人の少ない時間帯に、近所の神社へ初詣に行く
  • 朝の散歩をして、日の光を浴びる
  • 近場の温泉や銭湯に出かける
  • 年始に営業している美術館や映画館に行く

新しい年の準備をする

  • 来年やりたいことを、目標ではなく「楽しみ」として3つ書き出す
  • 手帳やカレンダーに、休み明け最初の一週間の予定を書き込んでおく

生活リズムを崩さないコツ

長い休みで最も崩れやすいのが、睡眠のリズムです。夜更かしと朝寝坊が続くと、体内時計がずれ、休み明けに起きられない、日中眠いといった不調につながりやすくなります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、休日にまとめて長く眠る「寝だめ」では平日の睡眠不足を十分に取り戻せないこと、休日も普段と同じ時刻に起きて日光を浴びることがすすめられています。

  • 起きる時刻は、普段から大きくずらさない
  • 朝起きたら、カーテンを開けて日の光を浴びる
  • 昼寝をするなら、午後の早い時間に短めにする
  • 休み明けの前日は、早めに布団に入る
  • 休み明け初日の予定には余裕を持たせる

夜更かしをした翌朝も、起床時刻はできるだけ普段どおりにし、その分は早めに布団に入って調整しましょう。

一人の時間がつらいときは、無理に楽しまなくていい

ここまで「一人の時間を休むために使う」過ごし方を紹介してきましたが、すべての人に当てはまるわけではありません。

  • 大切な人を亡くして初めて迎える年末年始:例年の記憶がよみがえり、寂しさが強くなりやすい時期です。「楽しまなければ」と思う必要はありません。誰かと少し話す時間を一つだけ決めておく、思い出の場所を避けて過ごすなど、つらさを和らげることを優先してください
  • 「何もしない時間」で考え事が止まらなくなる人:静かな時間が長いと、悩みが頭の中をぐるぐる回ることがあります。そういう人には、ゆったり休むより、散歩や料理、片付けなど、手や体を動かすことのほうが休みになります
  • 夜型の人が無理に朝型を目指す場合:起床時刻をそろえることは大切ですが、休みの間に急に早起きを始める必要はありません。普段の起床時刻を保つことを目標にしましょう
  • 寂しさが日に日に強くなる場合:眠れない、食欲がない、何をしても楽しめない、といった状態が2週間以上続くときは、心が疲れているサインかもしれません。年末年始でも利用できる相談窓口や、心療内科・精神科などの医療機関に相談してください。政府の「あなたはひとりじゃない」では、悩みに合った相談窓口を探せます

一人で過ごすことは、孤立することとは違います。休むことを選びながら、必要なときには人を頼ってください。

まとめ

一人で過ごす年末年始は、誰にも合わせなくていい、まとまった休みです。予定を詰め込むより、仕事から心を離すこと、自分で選んだことをすることを意識すると、休んだ実感が残りやすくなります。起きる時刻だけは普段から大きくずらさず、休み明けに向けて少しずつ準備をしておきましょう。寂しさやつらさが強いときは、無理に楽しもうとせず、人や相談窓口を頼ってください。

よくある質問

Q. 数年前に母を亡くし、今年は初めて一人で年越しをします。親戚の家に行くのも気を遣うし、一人だと孤独で辛くなりそうです。

A. 大切な人を亡くしたあとの年末年始は、例年の記憶がよみがえりやすく、つらく感じるのは自然なことです。無理に楽しもうとせず、短い電話やメッセージで誰かとつながる時間を一つだけ決めておくと、気持ちが少し楽になることがあります。眠れない、食べられない状態が続くときは、相談窓口や医療機関を頼ってください。

Q. 家族と離れて頼れる人がいません。年末年始は誰とも話さない日が続き、しんどくなります。

A. 人と話す機会が急に減る年末年始は、孤独を強く感じやすい時期です。政府の「あなたはひとりじゃない」というサイトでは、悩みに応じた相談窓口を探せます。電話やチャットで話を聞いてもらうだけでも、一人で抱え込まずに済みます。

Q. 年末年始を一人で過ごすのが寂しいです。どうやり過ごせばいいでしょうか?

A. 一日の中に「起きる時刻」「外に出る時間」「誰かと少し話す時間」の3つだけ決めておくと、時間が間延びしにくくなります。近所を散歩する、初詣に行く、近くの店で買い物をするなど、人の気配がある場所に短時間出かけるのもおすすめです。

Q. 実家に帰らず一人で過ごすことに、少し罪悪感があります。

A. 仕事や体調、家庭の事情など、帰省しない理由は人それぞれです。罪悪感があるなら、電話や手紙で年末年始の挨拶をするだけでも気持ちは伝わります。一人で休むことは、来年を元気に過ごすための大切な時間でもあります。

Q. 長い休みのあと、仕事に戻るのが毎年つらいです。休み中にできることはありますか?

A. 休み中も起きる時刻を普段から大きくずらさないことが、効果的な準備のひとつです。休み明けの前日は早めに寝て、初日の予定には余裕を持たせておきましょう。休みの最終日に、翌週の予定を軽く確認しておくのもおすすめです。

挑戦する人にこそ、リセットの時間を

一年走り続けてきたあなたにとって、年末年始は、誰にも成果を求められない数少ない時間です。Maison Yukiは「挑戦し続ける人にこそ、リセットの時間を。」という考え方のもと、手を洗うほんの数十秒が、強くあることをいったん手放すきっかけになることを願って香りをつくっています。

【Maison Yukiの製品について】一日の区切りに、香りの時間を

Maison Yukiの濃密泡アロマハンドウォッシュ「Midnight Wood」は、ユーカリ・ベルガモット・レモンの爽やかな香りから、ヒバウッド・シダーウッドの木の香り、アンバー・パチュリの落ち着いた余韻へと移ろう香りです。泡立て不要の濃密泡で、帰宅後や一日の終わりの手洗いを、自分に戻るための小さな区切りの時間に変えてくれます。一般販売予定価格は1本5,500円(税込、送料650円別)です。年末年始の一人の時間のおともに、検討してみてはいかがでしょうか。

本記事は休み方に関する一般的な情報で、医療的な診断や治療を目的としたものではありません。

参考

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