
冬の香りとは?冬らしい匂いの例と、季節に合う香りの選び方

この記事の結論
お風呂や木の家具で、どこか懐かしく、すっと背筋が伸びるような木の香りに出会ったことはありませんか。結論から言うと、ヒバの香りとは、すっきりとした針葉樹の香りに、鋭さと独特の渋みが重なる、和を感じさせる木の香りです。
この記事では、ヒバの香りの特徴と成分、ヒノキとの違い、香水での使われ方、暮らしへの取り入れ方までを解説します。
ヒバは、ヒノキ科アスナロ属の常緑の針葉樹です。中でも青森県で育つ「青森ヒバ」がよく知られており、秋田スギ、木曽ヒノキとともに日本三大美林のひとつに数えられています。
香りは、針葉樹らしいすっきりとした木の香りが中心です。そこに、樟脳を思わせるような鋭さと、独特の渋みや苦みが重なります。香料の解説では、ヒノキより鋭く、清潔で、やや薬用的な印象と表現されることもあります。森林や木の建物を思わせる、凛とした香りといえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Thujopsis dolabrata(青森ヒバはその変種のヒノキアスナロ) |
| 科名 | ヒノキ科 |
| 精油の抽出部位 | 主に木部(材やチップ) |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 香りのタイプ | ウッディ系 |
| 主な産地 | 日本(青森県など) |
| 香りの印象 | すっきりとした木の香りに、鋭さと渋みが重なる |
青森ヒバの木材チップから水蒸気蒸留で得た精油を調べた研究では、最も多い成分はツヨプセン(全体の約36%)で、次いでエピセドロール(約16%)でした。ヒバの重みのある木の香りは、こうした成分の組み合わせから生まれています。
また、ヒバはヒノキチオールという成分を含むことでも知られています。名前に「ヒノキ」とつきますが、台湾に自生するタイワンヒノキの精油から見つかったことに由来する名前です。同じ研究では、ヒノキチオールが試験したすべての菌に強い抗菌活性を示したと報告されています。ただし、これは成分を使った試験の結果で、香りをかぐことで同じ働きが得られるという意味ではありません。
ヒバとヒノキは同じヒノキ科の木で、香りもよく似ています。違いは、香りのやわらかさと鋭さにあります。
| 項目 | ヒバ(青森ヒバ) | ヒノキ |
|---|---|---|
| 香りの印象 | 鋭さがあり、少し薬っぽさや渋みを感じる木の香り | やわらかく親しみやすい、温かみのある木の香り |
| 連想されやすいもの | 森林、木造の建物、古いお寺 | ヒノキ風呂、木のまな板、新しい木の家 |
| 向いている使い方 | 香りに個性を出したいとき、ほかの香りの引き締め役 | なじみのある和の香りを楽しみたいとき |
同じウッディ系でも、洋の木の香りであるシダーウッドは、鉛筆の削りかすを思わせる乾いた香りです。ヒバやヒノキと比べると、和の雰囲気は控えめになります。
ヒバを主役にした香水は、まだ多くはありません。香水の分野では、ヒバはヒノキより鋭く、樟脳のような印象のある素材として扱われ、ヒノキやサイプレス、シダーウッドなどほかの木の香りと組み合わせて、和の雰囲気や森林の空気感を表現するのに使われます。
ヒバに近い香りの香水を探すときは、「ヒバ」だけでなく、「ヒノキ」「和の香り」「ウッディ」などの言葉で探すと見つけやすくなります。香りの印象は肌の上で時間とともに変わるため、試せる場合は、肌につけてしばらくたってからの香りも確かめると安心です。
筆者のTips
Maison Yukiの「Midnight Wood」は、ミドルノートにヒバウッドとシダーウッドを使っています。香水ではなくハンドソープなので、手を洗うときに香りを感じるもので、肌に香りを長く残すことを目的としたものではありません。
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ヒバは個性のはっきりした香りのため、誰にとっても心地よいとは限りません。次のような場合は、使い方を工夫しましょう。
ヒバの香りは、すっきりとした針葉樹の香りに、鋭さと独特の渋みが重なる、和を感じさせる木の香りです。同じヒノキ科のヒノキよりシャープで、少し薬っぽさを感じることもあります。精油の主な成分はツヨプセンで、ヒノキチオールを含むことでも知られています。香水ではヒバを主役にしたものはまだ多くないため、ヒノキやウッディ系の香りと合わせて探すのがおすすめです。
A. 針葉樹らしいすっきりとした木の香りに、やや鋭さと、薬草を思わせるような独特の渋みが重なる香りです。同じヒノキ科のヒノキに似ていますが、ヒノキよりシャープで個性のある香りと表現されることが多いです。
A. ヒノキはやわらかく親しみやすい木の香り、ヒバはそれより鋭く、少し薬っぽさや苦みを感じる木の香りと表現されることが多いです。香りの成分の構成も異なり、ヒバの精油にはヒノキチオールが含まれることで知られています。実際に嗅ぎ比べると違いがわかりやすくなります。
A. ヒバの香りには、樟脳を思わせるような鋭さや渋みがあり、人によっては薬っぽく感じることがあります。単体で強く香らせるより、柑橘系の香りやほかのウッディ系の香りと組み合わせると、角が取れて穏やかに感じやすくなります。
A. ヒバを主役にした香水は、まだ多くはありません。探すときは「ヒバ」に加えて「ヒノキ」「和の香り」「ウッディ」などの言葉で探すと、ヒバに近い香りの香水が見つかりやすくなります。肌につける香水と、精油やルームフレグランスは使い方が異なるため、それぞれの製品の注意書きに従って使いましょう。
A. 多くの精油は、猫にとって負担になる可能性があるといわれています。精油を直接ペットに触れさせないことはもちろん、香りを広げるときは換気を行い、ペットが自由に別の部屋へ移動できるようにしておきましょう。心配な場合は、使う前に獣医師に相談してください。
A. ヒバの成分の働きについては研究が進められていますが、精油を置いたり香らせたりするだけで虫よけになるとは言い切れません。虫の対策が必要な場合は、目的に合った専用の製品を使いましょう。
凛とした木の香りは、気を張り続けていた心に、ひと呼吸おくきっかけをくれます。Maison Yukiは「挑戦し続ける人にこそ、リセットの時間を。」という考え方のもと、手を洗うほんの数十秒が、ほっと一息つくきっかけになることを願って香りをつくっています。
Maison Yukiの濃密泡アロマハンドウォッシュ「Midnight Wood」は、ユーカリ・ベルガモット・レモンの爽やかなトップノートから、ヒバウッド・シダーウッドのミドルノート、アンバー・パチュリのベースノートへと移ろう香りです。香水ではなくハンドソープなので、日々の手洗いのたびに、ヒバを含む木の香りを感じられます。一般販売予定価格は1本5,500円(税込、送料650円別)です。
濃密泡アロマハンドウォッシュ『Midnight Wood』は、Makuakeにて2026年11月29日まで先行販売中です(お届けは12月中旬予定)。
ヒバは『Midnight Wood』のミドルノートに使われている香りです。