
冬の香りとは?冬らしい匂いの例と、季節に合う香りの選び方

この記事の結論
電車やオフィスで隣の人の柔軟剤の香りが気になって頭が痛くなった、近所の洗濯物の香りが部屋に入ってきてつらい。あるいは反対に、自分の使っている香りが誰かの負担になっていないか気になる。ニュースなどで「香害」という言葉を見聞きして、意味を確かめたい方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、香害とは、柔軟剤や洗剤、制汗剤、消臭剤などに含まれる香りによって、頭痛や吐き気などの体調不良が起きたり、日常生活に支障が出たりすることを指す言葉です。国も複数の省庁の連名でポスターを作り、香りへの配慮を呼びかけています。この記事では、香害の意味と原因、見られるとされる症状、困っているときにできること、そして香りを使う側が気をつけたいことを解説します。
香害は「こうがい」と読み、特定の香りで日常生活が妨げられる様子を「公害」になぞらえて生まれた言葉です。正式な医学用語や病名ではなく、柔軟剤・洗剤・制汗剤・芳香剤・消臭除菌スプレー・香水などに含まれる香りの成分によって、体調不良や暮らしへの支障が起きている状態を指す通称として使われています。
「いい香り」をうたう製品だけでなく、においを消すための消臭剤や除菌スプレーの香りが原因に挙げられることもあります。香りを長く持続させるために香りの成分を小さなカプセルに閉じ込めた「マイクロカプセル香料」も、原因の一つとして指摘されることが多く、プラスチックによる環境への影響を心配する声もあります。
柔軟剤などの香りで頭痛や吐き気がするといった相談が消費生活センターなどに寄せられていることを受けて、2021年8月に消費者庁・文部科学省・厚生労働省・経済産業省・環境省の5省庁が連名で啓発ポスター「その香り 困っている人もいます」を作成しました。2026年5月には、こども家庭庁と国土交通省が加わり、現在は7省庁の連名になっています(消費者庁のページ)。
ポスターが伝えているのは、自分にとって快適な香りでも、困っている人がいることを知ってほしいという点です。香りの感じ方には個人差があるため、「自分は平気だから大丈夫」とは限りません。
香りによる不調として、次のような症状が挙げられています。感じ方や出方には個人差があります。
香害と関わりが深い言葉に「化学物質過敏症」があります。ごく微量の化学物質に反応して、さまざまな体調不良が起きるとされる状態で、香料のほか、建材や農薬などさまざまな化学物質がきっかけになりうるといわれています。仕組みや診断の考え方はまだ研究の途中とされており、神奈川県の解説ページなどで情報がまとめられています。
特定の場所や香りで症状が繰り返す、香りから離れても症状が続く、仕事や通学に支障が出ている、という場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。受診の際は「いつ・どこで・どんな香りで・どんな症状が出たか」をメモしておくと、状況を伝えやすくなります。
香りに困っている側は、相手に悪気がないことも多く、言い出しにくいものです。まずは自分の体を守ることを優先し、伝えるときは直接より、間に入ってもらえる窓口を使う方法があります。
電車なら車両や立つ位置を変える、職場なら席の配置や換気について相談する、自宅なら近所の洗濯物が干される時間帯は窓を閉めて換気のタイミングをずらす、といった方法があります。マスクで香りを感じにくくなる人もいます。
職場では、上司や人事、衛生管理者・産業医などに「香りで体調を崩して困っている」と相談すると、個人を名指しせずに全体へ配慮を呼びかけてもらえる場合があります。学校の場合は、担任や養護教諭に相談するのが一つの方法です。国のポスターを掲示してもらうことも、角を立てずに伝える手段になります。
製品の香りに関する相談は、消費者ホットライン「188(いやや)」から、お住まいの地域の消費生活センターにつながります。近所付き合いの中で直接言いにくい場合も、相談できる窓口があることを知っておくと安心です。
洗濯物の香りは、身につけている間ずっと周りに届きます。国民生活センターは、においの感じ方には個人差があることを知り、使用量が過度にならないよう呼びかけています。製品によってはパッケージに香りの強さの目安が書かれているので、人と接する機会が多い方は、無香料や微香性のタイプも選択肢に入れてみてください。
柔軟剤・制汗剤・ヘアケア・香水・ハンドソープなど、一つひとつは控えめでも、重ねると強い香りになります。香りを楽しみたいアイテムを1つに決め、ほかは無香料にするだけでも、周りへの届き方は変わります。
電車やオフィス、教室のように、その場を離れにくい閉じた空間では、香りの好みが合わない人と長い時間近くで過ごすことになります。香りをしっかり楽しむのは、自宅など自分の空間にしておくと安心です。
同じ香りをかぎ続けると、鼻が慣れて感じにくくなるといわれています。毎日使っている香りほど、自分では強さに気づきにくいものです。「最近香りを感じなくなった」と量を増やす前に、慣れの可能性を考えてみてください。
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香害が難しいのは、香りを使う側に悪気がなく、困っている側も言い出しにくいことです。誰かに「いい香りだね」と言われると安心しがちですが、同じ空間に、黙って我慢している人がいる可能性はあります。香りの感じ方には個人差が大きく、同じ量でも平気な人と体調を崩す人がいるため、「みんなが平気かどうか」は本人の感覚だけでは判断できません。
一方で、香りを楽しむこと自体が悪いわけではありません。大切なのは「どこで・どれだけ」使うかです。自宅や洗面所のように自分の空間で、使う瞬間だけ香り、洗い流した後や身につけた後に周りへ長く残らない使い方であれば、周囲への影響はかなり小さくできます。反対に、無香料にすれば必ず誰の負担にもならないとは限らず、ほかの成分に反応する人もいます。困っている人がいるとわかったときは、まずその人に合わせて調整するのがいちばん確実です。
A. 柔軟剤や洗剤、制汗剤、消臭剤などの香りによって、頭痛や吐き気などの体調不良が起きたり、生活に支障が出たりすることを指す言葉です。「公害」になぞらえた通称で、正式な医学用語ではありません。
A. 柔軟剤や洗剤、制汗剤、芳香剤、消臭除菌スプレー、香水などに含まれる香りの成分が挙げられます。香りを長持ちさせるために成分をカプセルに閉じ込めた「マイクロカプセル香料」も、原因の一つとして指摘されています。
A. 直接伝えにくい場合は、職場なら上司や人事、衛生管理者・産業医などに相談し、個人を名指しせずに全体へ呼びかけてもらう方法があります。近所の場合は、窓を閉める時間を工夫しつつ、消費者ホットライン「188」で消費生活センターに相談することもできます。
A. 柔軟剤や洗剤は使用量の目安を守る、香り付きの製品を重ねない、職場や電車など閉じた空間では控えめにする、という3点が基本です。毎日使う香りには鼻が慣れて強さに気づきにくくなるといわれているので、量を増やす前に見直してみてください。
A. 香りを減らす有効な方法の一つですが、香り以外の成分に反応する人もいるため、無香料なら誰の負担にもならないとは限りません。困っている人がいるとわかったときは、その人に合わせて調整するのが確実です。
A. 症状によって、まずはかかりつけ医や内科などに相談するとよいでしょう。特定の場所や香りで症状が繰り返す、香りから離れても続く、仕事や通学に支障が出ている場合は、自己判断せず受診してください。いつ・どこで・どんな香りで症状が出たかをメモしておくと伝えやすくなります。
Maison Yukiは「挑戦し続ける人にこそ、リセットの時間を」という考えから生まれたブランドです。香りは、自分の気持ちを切り替えるきっかけにもなれば、使い方次第で誰かの負担にもなります。自分の時間を大切にすることと、そばにいる人への配慮は、どちらか一方ではなく両立できるものだと考えています。
Maison Yukiの濃密泡アロマハンドウォッシュ「Midnight Wood」は、ユーカリ・ベルガモット・レモンから始まり、ヒバウッド・シダーウッド、アンバー・パチュリへと移るウッディ系の香りの泡ハンドソープです。香り付きの製品なので、香りに敏感な方がいる場所での使用には向かない場合があります。
Midnight Woodの香りは、キッチンではなく洗面所で楽しんでほしいと考えています。帰宅後や仕事の合間に、自分の空間で手を洗う数十秒だけ香りを楽しむ。そんな使い方を検討してみてはいかがでしょうか。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としており、医療的な診断や治療を目的としたものではありません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。