シダーウッドとサンダルウッドの違いは?香り・原料の木・使い分け

2026.10.28
シダーウッド サンダルウッド 違い
執筆:Maison Yuki代表

この記事の結論

  • シダーウッドは乾いた、すっきりとした木の香り。サンダルウッド(白檀)は甘くまろやかで、お香を思わせる木の香り
  • 原料の木が違う。シダーウッドは複数の針葉樹の精油をまとめた呼び名で、サンダルウッドはビャクダン科の木の心材から採れる
  • 気分を切り替えたい日中や、甘さを抑えたいときはシダーウッド。夜のくつろぎや、香りの余韻を楽しみたいときはサンダルウッドが向いている

どちらも「ウッディ」な香りとして紹介されることが多いシダーウッドとサンダルウッド。名前も似ているため、何が違うのかわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、シダーウッドは乾いたすっきりとした木の香り、サンダルウッドは甘くまろやかな木の香りで、原料になる木もまったく別のものです。

この記事では、2つの香りの違いを比較表で整理したうえで、それぞれの原料と香りの特徴、場面ごとの使い分け、そして「違い」がひと言で言い切れない場合について解説します。

シダーウッドとサンダルウッドの違いを比較表で整理

まずは、2つの香りの主な違いを表にまとめます。

項目シダーウッドサンダルウッド
原料の木複数の針葉樹(ヒノキ科やマツ科の木)ビャクダン科の常緑樹
精油を採る部分木部心材(幹の中心部分)
日本での呼び名特になし(「シダー」と呼ばれる木の総称)白檀(びゃくだん)
香りの印象乾いた、すっきりとした木の香り甘く、まろやかで、なめらかな木の香り
連想されやすいもの鉛筆、木の家具、森お香、寺院、扇子
向いている場面日中の気分の切り替え、甘さを抑えたいとき夜のくつろぎ、香りの余韻を楽しみたいとき

シダーウッドとは:複数の針葉樹をまとめた呼び名

シダーウッドは、特定の1種類の木の名前ではなく、「シダー」と呼ばれる複数の針葉樹から採られる精油をまとめた呼び名です。代表的なものに、北アメリカのバージニアシダーウッドと、北アフリカのアトラスシダーウッドがあります。

  • バージニアシダーウッド:学名はJuniperus virginiana。名前に「シダー」とつきますが、植物の分類ではヒノキ科のビャクシンの仲間です
  • アトラスシダーウッド:学名はCedrus atlantica。マツ科のヒマラヤスギの仲間で、モロッコやアルジェリアのアトラス山脈などが原産です

香りは、どちらも乾いた木の香りが中心ですが、種類によって印象が異なります。バージニアは鉛筆の削りかすを思わせる乾いた香り、アトラスはそれよりやわらかく、ほのかな甘さを感じる香りと表現されることがあります。

サンダルウッドとは:白檀の心材から採れる香り

サンダルウッドは、日本では白檀(びゃくだん)として知られる木の香りです。ビャクダン科の常緑樹で、精油は幹の中心にある心材から採られます。日本では、お香や扇子の香りとして古くから親しまれてきました。

香りは、甘くまろやかで、なめらかな木の香りです。香りが穏やかに長く続くとされ、香水では香りの土台(ベースノート)として使われることが多い素材です。

筆者のTips

Maison Yukiの「Midnight Wood」は、ミドルノートにヒバウッドとシダーウッドを使い、ベースノートはアンバーとパチュリで構成しています。香調の表記にサンダルウッドは含まれていません。シダーウッドの乾いた木の香りは、柑橘の爽やかなトップノートと、アンバーやパチュリの深い余韻のあいだをつなぐ位置にあります。

場面別・シダーウッドとサンダルウッドの使い分け

2つの香りは、どちらが上というものではなく、香りの性格が違います。過ごしたい時間に合わせて選ぶと、使い分けがしやすくなります。

場面・好み向いている香り理由
仕事の合間に気分を切り替えたいシダーウッド甘さが少なく、すっきりとした印象なので、日中でも重くなりにくい
夜、くつろぐ時間にサンダルウッド甘くまろやかな香りが、落ち着いた雰囲気をつくりやすい
甘い香りが苦手シダーウッド甘さが控えめで、乾いた木の香りが中心
お香のような和の香りが好きサンダルウッド白檀として、お香の香りで親しまれている
柑橘と合わせて爽やかにしたいシダーウッドベルガモットやレモンなどの柑橘と合わせると、すっきりとした印象にまとまりやすい

「違い」がひと言で言い切れない場合

シダーウッドとサンダルウッドの違いは、一般的な傾向として説明できますが、次のような場合には、ここまでの説明がそのまま当てはまらないことがあります。

  • シダーウッドの種類が違う:シダーウッドは複数の木の総称なので、バージニアかアトラスかによって香りの印象が変わります。「シダーウッドは甘くない」と思っていても、種類によってはやわらかな甘さを感じることがあります。精油を選ぶときは、学名を確認すると違いがわかります
  • 香水や日用品の「サンダルウッド調」:香水や日用品では、天然の精油ではなく、合成の香料で「サンダルウッドらしさ」を表現していることがあります。同じ「サンダルウッド」の表記でも、精油とは香り方が違う場合があります
  • 香りは混ぜると印象が変わる:多くの香水やアロマ製品では、ウッディな香りが単独ではなく、柑橘や樹脂などと組み合わされています。製品の香りの印象は、ひとつの香料だけでは決まりません
  • 精油を使うときの注意:精油は原液を直接肌につけたり、飲んだりしないことが基本です。妊娠中の方、持病のある方、お子さまやペットのいる環境で使う場合は、使用前に製品の注意書きを確認し、心配があれば医師や専門家に相談しましょう

まとめ

シダーウッドとサンダルウッドの違いは、原料の木と香りの性格にあります。シダーウッドは複数の針葉樹から採られる精油の呼び名で、乾いたすっきりとした木の香り。サンダルウッドは白檀として知られるビャクダン科の木の心材から採られ、甘くまろやかな木の香りです。日中の気分の切り替えや甘さを抑えたいときはシダーウッド、夜のくつろぎや香りの余韻を楽しみたいときはサンダルウッドと、過ごしたい時間に合わせて選ぶと使い分けやすくなります。

よくある質問

Q. サンダルウッドとシダーウッドの匂いはどう違うのでしょうか?香水を選ぶときの参考にしたいです。

A. サンダルウッドは、お香を思わせる甘くまろやかな木の香りで、穏やかに長く続きます。シダーウッドは、鉛筆や木の家具を思わせる、乾いたすっきりとした木の香りです。甘さや落ち着きを求めるならサンダルウッド、すっきりとした印象を求めるならシダーウッドが目安になります。

Q. 白檀とサンダルウッドは同じものですか?

A. 同じ木を指します。白檀は日本での呼び名で、英語ではサンダルウッドと呼ばれます。日本では、お香や扇子の香りとして古くから親しまれてきました。

Q. シダーウッドは、日本のスギの香りと同じですか?

A. 同じではありません。シダーウッドは、ヒノキ科やマツ科の複数の木から採られる精油の呼び名で、日本のスギとは別の木です。木の香りという共通点はありますが、香りの印象は異なります。

Q. ウッディ系の香りは好きですが、甘い香りは苦手です。どちらを選べばいいですか?

A. 甘さが控えめなシダーウッドのほうが合いやすいでしょう。ただし、シダーウッドにも種類があり、アトラスシダーウッドはやわらかな甘さを感じることがあります。甘さを避けたい場合は、バージニアシダーウッドから試してみるのがおすすめです。

Q. シダーウッドとサンダルウッドを一緒にブレンドしてもいいですか?

A. ブレンドしてもかまいません。同じウッディ系でも香りの性格が違うため、組み合わせると、すっきりとした印象とまろやかな余韻の両方を楽しめます。精油を使う場合は、原液を直接肌につけず、製品の注意書きを守って使いましょう。

挑戦する人にこそ、リセットの時間を

木の香りは、強さを誇示する香りではなく、静かにそばにある香りです。忙しい日々の中で、ほんの少し立ち止まる時間をつくるのに向いています。Maison Yukiは「挑戦し続ける人にこそ、リセットの時間を。」という考え方のもと、手を洗うほんの数十秒が、ほっと一息つくきっかけになることを願って香りをつくっています。

【Maison Yukiの製品について】シダーウッドが香る「Midnight Wood」

Maison Yukiの濃密泡アロマハンドウォッシュ「Midnight Wood」は、ユーカリ・ベルガモット・レモンの爽やかなトップノートから、ヒバウッド・シダーウッドのミドルノート、アンバー・パチュリのベースノートへと移ろう香りです。シダーウッドのすっきりとした木の香りを、手を洗うたびに感じられます。一般販売予定価格は1本5,500円(税込、送料650円別)です。毎日の手洗いで、ウッディな香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考

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