
冬の香りとは?冬らしい匂いの例と、季節に合う香りの選び方

この記事の結論
「マインドフルネス」という言葉をよく聞くけれど、意味をひと言で説明するのは難しい——そんな方に向けて、言葉の意味と由来、研究でわかっている効果、瞑想との違い、注意したい点を順番に解説します。
結論から言うと、マインドフルネスとは、意図的に、今この瞬間に、評価や判断をせずに注意を向けることです。過去の後悔や先の心配に引っぱられている心を、今ここで起きていること(呼吸、体の感覚、音など)に戻す「心の向け方」を指します。
具体的な練習の手順を知りたい方は、記事の後半で紹介している「マインドフルネス瞑想のやり方」の記事もあわせてご覧ください。この記事では「意味」と「考え方」に絞って説明します。
マインドフルネスの定義として広く紹介されているのが、医学者ジョン・カバット・ジンによる「意図的に、今この瞬間に、価値判断をせずに注意を向けること」という説明です。3つの要素に分けると、次のようになります。
| 要素 | 意味 | 日常の例 |
|---|---|---|
| 意図的に | ぼんやりではなく、自分で注意を向ける先を選ぶ | 「今から1分、呼吸に注意を向けよう」と決める |
| 今この瞬間に | 過去や未来ではなく、今起きていることに向ける | 手を洗うときの水の温度や泡の感触に気づく |
| 評価や判断をせずに | 「良い・悪い」「できた・できない」と採点しない | 雑念が浮かんでも責めず、「考えていたな」と気づいて戻る |
「何も考えないこと」ではなく、「考えが浮かんだことに気づき、判断せずに注意を戻すこと」がマインドフルネスの中心です。雑念が浮かぶのは自然なことで、気づいて戻ることそのものが練習になります。
反対の状態は、体はここにあるのに心は別の場所にある「上の空」の状態です。食事をしながらスマホを見て、何を食べたか覚えていない——そんな場面を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
マインドフルネスのもとになったのは、古代インドの言葉(パーリ語)で「サティ(sati)」と呼ばれる仏教の心の働きです。漢訳では「念」と訳され、仏教の基本的な教えである八正道の「正念」にあたります。1881年、イギリスの仏教学者リス・デイヴィッズがこれを英語で「mindfulness」と訳したことが、現在の呼び名につながっています。
現代のマインドフルネスが広まったきっかけは、1979年に医学者ジョン・カバット・ジンがマサチューセッツ大学のメディカルセンターで始めたストレス低減のプログラムです。瞑想から宗教的な要素を取り除き、8週間の講座「マインドフルネスストレス低減法(MBSR)」としてまとめました。その後、うつ病の再発予防を目的とした「マインドフルネス認知療法(MBCT)」も生まれ、医療・教育・企業研修などに広がっています。
このように、ルーツは仏教にありますが、現在一般に紹介されているマインドフルネスは、信仰を前提にしない「注意の向け方の練習」として扱われています。
マインドフルネスの効果は、「何にでも効く」と紹介されることもありますが、研究で確かめられている範囲は限られています。目安として、2014年に米国医師会の学術誌(JAMA Internal Medicine)に掲載された分析が参考になります。
この分析は、瞑想プログラムに関する47件の臨床試験(参加者3,515人)をまとめたもので、マインドフルネス瞑想のプログラムによって、不安・落ち込み(抑うつ)・痛みが和らぐことに中程度の根拠があると報告しています。一方で、その改善の大きさは「小〜中程度」で、薬や運動など他の方法より優れているという根拠は見つかりませんでした。
| 領域 | 研究で示されていること |
|---|---|
| 不安 | 改善に中程度の根拠(8週間時点) |
| 落ち込み(抑うつ) | 改善に中程度の根拠(8週間時点) |
| 痛み | 改善に中程度の根拠 |
| ストレス・生活の質 | 改善を示す根拠は弱い |
| 他の方法との比較 | 薬・運動・ほかの心理療法より優れているという根拠はない |
つまり、マインドフルネスは「心の負担を少し軽くする選択肢の一つ」と考えるのが現実的です。治療の代わりではなく、日常のセルフケアとして取り入れる位置づけになります。
筆者のTips
Midnight Woodの香りをつくるときに考えたのは、手を洗うほんの数十秒を、仕事のモードから自分に戻る「切り替えのスイッチ」にすることでした。
マインドフルネスと瞑想は混同されがちですが、瞑想は「練習の方法」、マインドフルネスはその練習で育てる「心の向け方(状態)」と整理すると違いがわかりやすくなります。
| マインドフルネス | 瞑想 | |
|---|---|---|
| 指すもの | 今この瞬間に、判断せずに注意を向ける心のあり方 | 心を落ち着けたり集中したりするための練習の総称 |
| 範囲 | 座る練習に限らず、食べる・歩く・手を洗うなど日常の動作でも実践できる | 呼吸に集中するもの、言葉を唱えるものなど種類が多い |
| 関係 | マインドフルネスを育てる方法の一つが「マインドフルネス瞑想」 | マインドフルネスを目的としない瞑想もある |
瞑想の種類や、マインドフルネス瞑想の具体的な手順は、次の記事で詳しく解説しています。
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マインドフルネスを試してみたい方は、長い時間を確保しようとせず、1分から始めるのがおすすめです。
座る時間が取れない日は、手洗いや歯みがき、通勤中の歩く感覚など、毎日必ず行う動作の数十秒を「今に注意を戻す合図」にする方法もあります。時間の延ばし方や呼吸のコツは、関連記事の「マインドフルネス瞑想のやり方」で紹介しています。
マインドフルネスは多くの人にとって負担の少ない方法ですが、誰にでも合うわけではありません。瞑想に関する83件の研究をまとめた2020年の分析では、瞑想の実践中や後に、何らかの好ましくない体験をした人の割合は全体で約8%と報告されています(臨床試験に限ると約4%)。多かったのは、不安や落ち込みが強まる体験でした。
実践中や実践後に、動悸や息苦しさ、強い不安が続く、つらい記憶が繰り返し浮かぶといったときは、いったん中止してください。また、気分の落ち込みや眠れない状態が2週間以上ほとんど毎日続き、生活に支障が出ているときは、マインドフルネスで乗り切ろうとせず、かかりつけ医や心療内科・精神科に相談しましょう。
マインドフルネスとは、意図的に、今この瞬間に、評価や判断をせずに注意を向けることです。仏教の「サティ(念)」に由来し、1979年にカバット・ジンが宗教色を除いたプログラムにまとめたことで、医療や企業にも広がりました。
研究では、不安・落ち込み・痛みが小〜中程度和らぐ根拠が示されている一方、万能ではなく、まれに不安が強まる人もいます。まずは1分の呼吸や、手洗いなど日常の数十秒から、自分に合う形で試してみてください。
A. 今この瞬間に起きていることに、良い・悪いと判断せずに注意を向けることです。「何も考えないこと」ではなく、考えが浮かんだことに気づいて、注意を今に戻すことを指します。
A. ルーツは仏教の「サティ(念)」という教えにあります。ただし、現在医療や企業研修で使われているマインドフルネスは、1979年にジョン・カバット・ジンが宗教的な要素を取り除いてまとめたもので、信仰を前提にしない「注意の向け方の練習」として扱われています。
A. 同じではありません。瞑想は心を落ち着けたり集中したりするための練習の総称で、マインドフルネスはその練習などを通じて育てる「今に注意を向ける心のあり方」です。マインドフルネスを育てる練習の一つが「マインドフルネス瞑想」です。
A. いいえ。雑念が浮かぶこと自体は失敗ではありません。考えが浮かんだことに気づき、責めずに呼吸などへ注意を戻すことの繰り返しが、マインドフルネスの練習そのものです。
A. マインドフルネスは、嫌な気分を消してポジティブになる方法ではありません。不安やいら立ちがあることに気づき、それに振り回されずに少し距離を取る練習です。研究では不安や落ち込みが小〜中程度和らぐ根拠が示されていますが、効果の感じ方には個人差があります。
A. トラウマ体験やPTSDがある人、うつ病や不安症などで治療中の人は、実践によってつらい記憶や不安が強まることがあるため、主治医や専門家に相談してから取り組みましょう。実践中に動悸や強い不安が続くときは、すぐに中止してください。
仕事や目標に真剣に向き合う人ほど、頭の中は「次にやること」や「さっきの反省」でいっぱいになりがちです。Maison Yukiは「挑戦し続ける人にこそ、リセットの時間を」という考えから生まれたブランドです。1分の呼吸でも、数十秒の手洗いでも、今の自分に戻る時間を毎日の中に少しずつ持ってもらえたらと考えています。
マインドフルネスは、座る練習だけでなく、毎日必ず行う動作の中でも実践できます。Maison Yukiの濃密泡アロマハンドウォッシュ『Midnight Wood』(380ml)は、帰宅後や仕事の合間の手洗いの時間を、香りとともに心地よく過ごしてもらうためのハンドソープです。
香りは、ユーカリ・ベルガモット・レモンの爽やかなトップから、ヒバウッド・シダーウッドのミドル、アンバー・パチュリのベースへと移っていく構成です。泡の感触や香りに注意を向けながら手を洗う数十秒を、1日の切り替えにしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、医療的な診断や治療を目的としたものではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関にご相談ください。